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芸能界では舞台上で間違える事を「噛む」とか「とちる」と言う。「噛む」と言うのはセリフの言い間違えなどを言うし、「とちる」と言うのは演劇界では「噛む」のよりも酷い間違いを、演芸界では遅刻を指す。
一度も噛んだことのない芸人など恐らくいないだろうが、ロザンの二人もしばしばかんでくれる。特に滑舌のあまり良くない宇治原さんのセリフは時としてとんでもないセリフに聞こえる時があるのだ。しかし、普通は舞台芸と言うのは消えモノで一回こっきり。少々間違えても忘れ去られていくものだが、なんと宇治原さんが大噛みをした証拠が商品として残ってしまう事となった。
もしも、お手元に『baseよしもと2002 大図鑑』をお持ちの方があればもう一度ロザンの漫才を注意深く見直して欲しい。あのビデオに収録されているのは2002年にロザンが生み出した秀作漫才「名乗るほどの者では」だが、宇治原さんの飼い犬が川で溺れると言う設定を説明する時に『川で飼い犬が溺れている』と言うセリフがなんと『川でカエルが溺れている』と聞こえるのだ。客が笑うと、なぜ笑うツボでもない場所で客が笑ったのか気づいていない宇治原さんは菅ちゃんに「お前が頷く表情が面白いらしいぞ」と言い、菅ちゃんも気づかずに更に奇妙な表情で頷く。せめてここで菅ちゃんが気づいて突っ込んでくれればまだマシだったのだが… しかしカエルが溺れるシーンって。このセリフを三度も繰り返すものだから客はますます笑う。
同じ漫才をやっている時でも他の場所では『僕が飼っている犬が川で溺れている』と言う表現を使っているので聞き間違える気遣いは無いのだが、よりにもよってbaseよしもとの公式ビデオとしてずっと残るものなのに、まさか撮り直しもできなかったのかもしれないが、それ以前に宇治原さんも菅ちゃんもスタッフさえも気づいていなかったフシがある。まぁ、いっそのこと誰も気づかなければ良いのだが、こうして気づいてしまうヤツもいるわけで…