失恋
しつれん

恋する気持ちを相手から拒否されること。


2003年わっしょい作戦においてNGKで行われた単独イベント「ロザンの『ベスト』」で、オープニング漫才の開口一番、菅ちゃんが「こいつね〜ついさっき、彼女に振られよったんですよ!」と言い出した。なんでも単独イベントが始まる2時間ほど前に宇治原さんの携帯電話に彼女の電話からの着信があり「今日も見に行くから頑張ってね」と言う電話かと思って宇治原さんが取ると、男性の声で「もう彼女に電話してこないでくれ」と言われたと言うのだ。「僕、今日は2時間持つかどうかわかりませんよ」と言う宇治原さん。ファンは目がテンである。菅ちゃんは彼女の名前も連呼する。当日イベントを見に行ったファンはすっかり宇治原さんを振った彼女の名前を覚えて帰ったにちがいない。
 しかし、私は、基本的に漫才師が舞台の上で喋る事は必ずどこかに脚色が入っていると思っているので、個人的にはこの失恋話も虚と実が混じっているような気がしてならないのだ。「ベスト」の当日、ファンの最大の関心事は宇治原さんが無事京都大学法学部を卒業できたのか否かと言うところに集中していた。結果は「九回生」にある通り。あの結果は、一個人宇治原史規としてはどうかと思うが、お笑い芸人ロザン宇治原にとっては最良の結果だったのではないだろうか? しかし、その前に「卒業の可否が思いっきり単独イベントのテンションにかかわる」と発言してしまっている宇治原さんはなんとしてもファンの意識を卒業から引き離す必要がある。その為には、最初に何か衝撃的な話題を振っておく必要があったのではないかと…

 単独イベントの席だけでなく、様々な場所でご本人自ら「失恋した」と言うハナシはしているようなので、宇治原さんが長い間おつきあいしていた女性との交際に終止符を打ったというのは恐らく事実なのだろう。しかし、基本的に宇治原さんは親御さんから「真面目に生きる事が一番大切」と教えられて育ったようで、『他人(特に菅ちゃん)は少々ずるい事をしても運良く切り抜ける事ができるが、自分は運がないから手抜きやずるいことをやると必ずその報いがある』と考えているフシがある。加えてフェミニストである宇治原さんは、コンパなどで少々遊ぶ事はあっても、おつきあいしている女性がいるのにせっせとナンパして二股交際するようなマネは出来ないはずだ。
 以前は宇治原さん自身の発言も「恋人はいません」「僕はモテません」の一点張りだったが、ある頃から「淋しい・淋しい・淋しい。恋人欲しい・欲しい・欲しい」発言に変わってきたし、機を同じくして宇治原さんがナンパに勤しんでいると言うウワサもちらほらと耳に入るようになってきた。私はその頃に何かあったのかなと思っていたのだが、それは「ベスト」のはるか前のハナシだ。

 まぁ真相は私などが知るはずもなく、本当に単独二時間前に何かあったのかもしれないが、芸人さんを恋人代わりとしてみている若い方ならいざしらず、おばさんファンはむしろステキな恋をしてステキな笑顔で舞台の上に立って欲しいと願っている。そしてその笑顔で私たちを幸せな気分にして欲しいものだ。

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